恐怖が怖い恐怖が怖い

危険が危ない。と同じジャンルのお遊びですが、本当に怖い思いをしたことが山男をやっていた昔にありましたね〜。

 

風の強い秋の夕暮れ。独り深山を急いで下山している途中、後ろから人の気配が。振り向くと遠くにレトロなニッカー姿の中年のオジサンだ。私と同じく最終バスに間に合うようかなり急いでいる様子で尋常ではない猛スピードで枯れ葉を蹴散らしながら走って来る。

 

やがてすぐそばまで駆け寄る気配が。ハイカー同士がやっとすれ違えるくらいの狭い登山道で右は岸壁、左は切れ落ちる谷だ。

岩に向かってピッタリ身を寄せ、道を譲る姿勢でじっと立ち止まっていたが追い越す気配がない。

エッ!右を振り返ればそこのにはただ枯れ葉を巻き上げながら冷たい風が吹いているだけ。

音もしなかったのにまさかと、思わず谷底を覗き込んでみるが人が墜落した様子はない。

 

ま、長いこと山男をやっていると不思議な事には何度も遭遇していたので、またキツネかタヌキにだまされたんだろうと下山を急いだ。バス停で登山姿の中年男性を見かけませんでしたがと聞いたが「いいえ、誰も…」

 

そういえばすぐ近くまで迫ってきた時に背中に凄まじい寒気がしたな〜。あれはいったい何だったのだろう?

 

 


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